限りなく低いベッドフレームが欲しい！というお客様のお声、もとい自分の希望を形にするため、品質に信頼のある静岡県のメーカーさんに依頼して作製した日本製ベッドフレームです。

上の写真は私たち家族がモデルとなって極限ローベッドを使用している様子を撮影してもらった一枚。夫婦と長女（1歳）の3ショットです。

写真ではシングルサイズを2台並べるスタイリング。寝室に余裕があればセミダブル2台並べるとめっちゃ開放的で家族みんな楽ちんです。

2024年3月時点で3歳と1歳の子供がいる四人家族のぼくたちなのですが、ワイワイガヤガヤと日々賑やかに過ごす毎日のなかで疲れを癒す睡眠の時間はとても大切だとしみじみ感じています。

新生児時期のとき、夜泣きで一晩に2回、3回と起きてミルクをあげたりおむつをかえたりしたのも今では良い思い出ですが、その当時は眠たい目をこすりながら「もうあと1時間だけでも長く眠れたら幸せだなぁ・・・」と考えたりしたものです。

世のお父さんお母さんってマジで凄い、育ててくれた両親の偉大さを改めて感じた瞬間でもあります。ここまで育ててくれて本当にありがとう、感謝してもしきれないです！

そんな子供たちもベビーベッドを卒業して、今では家族4人一緒に川の字で寝ているのですが、今度は長男の寝相がすごいことすごいこと。シングルサイズのベッド2台分の広さを縦横無尽に動き回るので朝起きたら上下ひっくり返っているのは当たり前。かかと落としを喰らいながらはだけた布団を体に掛け、可愛い寝顔を見つつ「このままではベッドから転げ落ちてしまう」という心配が日に日に増していきます。

そこで床高の低いローベッドフレームを探してみたのですが、メーカーさんに聞いたりカタログを開いてみてもローベッドって寝具・家具業界ではなかなか見かけないんですよね。

楽天やAmazonでも探してみたのですが、いまいちピンと来るものがなくて。困ってしまいました。

妥協策としてはスノコをホームセンターで買ってきて敷く案があるのですが、ウチは賃貸なのでスノコを直接敷いてしまうと床にキズが入ってしまう心配があります。あと、寝返りしたときにスノコが動いてしまうのもちょっと気になる。

かといってフローリングにマットレス直置きは湿気やカビが気になるのでイヤだなぁと…。寝室ってホコリも案外多いので、床に近いとホコリを吸い込みやすくなるから寝る位置を少しだけ上げたいというわがままな欲求もあり笑。

結局いろいろと考えるうちに「理想がないなら作ってしまおう」という結論に至りました！

ローベッドフレームを作製するうえで重要視したポイントは、

・できるだけ低くなるようにすること
・ベッドフレームと床の間に隙間ができること
・生活スタイルの変化に対応しながら長年使用することができること
という3つのコンセプトです。

まず絶対外せないのはベッド自体の低さ。職人さんにこちらの要望を伝え高さを調整していき、床から9.5cmの高さというローベッドスタイルを実現することができました。

短い4つの脚を取り付けているのでベッドフレーム全体が床に設置することはありません。わずか2.5cmではありますが床から隙間を作り出すことができました。床にキズが入る心配もなく、ベッドの下にホコリがたまっても掃除ができないというトラブルを回避することができます。

さらに3つ目のポイント「生活スタイルの変化に対応しながら長年使用することができる」ように、

ローベッド用の短い脚に加えて長い脚もセットとして同梱しているので、脚を付け替えるだけでベッドの高さを変えることができるようにしました。

お子様と一緒に寝るとき。ワンちゃんや猫ちゃんと一緒に寝るとき。お部屋をできるだけ広く見せたいときにはローベッドはとても優秀です。

お子様が成長したときや、ベッドに腰掛けて座るときに安定した高さが欲しくなったときには脚を付け替えることで、一般的なベッドフレームと同じスタイルを実現することができます。

ベッドの下には十分な隙間が生まれますので掃除もしやすく、ルンバなどのお掃除ロボットもらくらく入ります。

ベッドは六角レンチ1本で組み立てることができます。所要時間は二人で作業して10分くらいで完成します。

パーツがバラバラに分かれるので狭い通路や階段でもらくらく持ち運ぶことができます！

ベッド材は国産無垢材の「山桜」を使用。

山桜は文字通り山に生える桜の木。ソメイヨシノとは違い山に自生する、いわゆる野生の桜です。

木の質感がとてもしっとりしていて反りや曲がりも少ないので家具にはぴったりの木材。チェリー材のように少し赤みがかった色味に生命力溢れる木目と少しグリーンがかった縞模様がアクセントになります。

子供と一緒に使うことを考え、長年愛せる素材を使用したいと職人さんに伝えチョイスしてもらいました。仕上がりにとても満足しています。

塗装は植物性オイルベースの塗料（オスモカラー）でクリアに仕上げました。ウレタン塗装などは一切使用していないので有害な化学物質が発生する心配はありません。